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神戸マラソン2025のコース
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 「神戸マラソン2025」(兵庫県、神戸市など主催、朝日新聞社、神戸新聞社共催)のコースが変更されることになった。フィニッシュ地点手前の急な上り坂の神戸大橋を避け、スピードレース化を狙う。実行委員会が28日発表した。

 これまで西舞子(神戸市垂水区)だった折り返しを約2キロ西の大蔵海岸(兵庫県明石市)に移し、ポートアイランド(神戸市中央区)だったフィニッシュ地点を神戸ハーバーランド(同)に変える。スタート地点は従来通りの神戸市役所前となる。

 神戸大橋につながる急坂は40キロ付近で、約30メートルの高低差があり、「1分半はロスしている」との声もあった。コースを変更することで全体の高低差は10メートルほどに抑えられる。

 神戸マラソンは30年前の阪神・淡路大震災からの復興を誓い、国内外の支援に感謝を表すため、2011年に始まった。今年の開催は11月16日に予定されている。

 実行委員会の松本俊裕会長(兵庫陸上競技協会会長)は「期待するタイムは2時間5分台。世界のトップレベルが神戸に集い、競い合うような大会にしたい」と話した。

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